電子書籍を機種変更で違う端末へ引き継ぎたい時のやり方は?

電子書籍は便利ですが、いくつか問題点もあります。

特に「購入した本が機種変更の際に新しい端末に引き継げなかったらどうしよう」と不安になることがありますよね。

また、電子書籍を新しい端末へ引き継ぐ際の手続きがややこしくて面倒に感じることもあるでしょう。

さらに、手順が複雑すぎて理解できるのか、心配になる方もいるかもしれません。

この記事では、機種変更時の電子書籍の引き継ぎ手順について、分かりやすく解説します。

スマホ本体の契約に比べるとずっと簡単なので、ぜひ最後までご覧ください!

電子書籍は機種変更をしても引き継ぎ可能

新たな端末を買ったので、以前の端末にある電子書籍を移したい。

このように思った場合、基本的に引き継ぎは可能ですのでご安心下さい。

電子書籍ストアというのは、入会(会員登録)をする際に「アカウント」を作ります。

しかし、アカウントというのは他の端末でも利用できるケースがほとんどです。

つまり簡単に説明すれば、新しい端末で電子書籍ストアへログインするだけで済む、という訳です。

電子書籍ストアにログインすれば、以前に購入した書籍がマイページなどで読めますよね。

以前に購入した本が読めなくなるということはまずないです。

但し、中には機種変更で注意しなければいけない電子書籍ストアもあります。

一部の電子書籍ストアでは、ひと手間かかる手続きが必要な場合があり、多少面倒なケースもあるのです。

特に「月額コース」などキャリア決済で課金されている方は要注意の傾向がありますので、これについては後述させていただきます。

まずは先に大半のストアで必要とされる、機種変更による基本的な電子書籍の引継ぎ方法を見ていきましょう。

電子書籍を違う端末へ引き継ぐ流れ

まずはストアにログインする

上述した通り、機種変更後は以前に使っていたID・パスワードで利用していた電子書籍ストアへログインします。

電子書籍ストアの方で「このアカウントは以前、この電子書籍を購入した」というデータを残してくれているので以前と違い機種でも問題なくログインが出来るでしょう。

避けなければいけないのは、違うアカウントを新たに作ってしまうこと。

勘違いされるパターンとして、アンドロイド端末を使っており、アイフォンに変えるので引き継ぎが出来ないのでは?と思われてしまうケースがあります。

アカウントを引き継ぎできない、と勝手に思い込み新たに別アカウントを作ってしまうのは止めましょう。

特殊なケースを除き、ほとんどの場合でそのまま引き継ぎが可能なので気を付けてください。

また、もし不安なら利用している電子書籍ストアに一度訊く、という方法もおすすめです。

新たな端末へ再度ダウンロード

購入した電子書籍が購入履歴などに表示されているかチェックしてみましょう。

表示されていれば以前のアカウントのまま利用出来ていることになっているので、一安心です。

そして電子書籍を再度新たな端末へダウンロード。

これだけで以前読んでいた書籍を新しい機種で読むことが出来ます。

ただ、ココで気になる点として、再度ダウンロードをするのはとても面倒でしょう。

そこで「昔の端末にある電子書籍のデータを移動できないの?」と思われるかもしれません。

しかし、多くの場合データの移動は基本的に出来ない場合が多く、再ダウンロードしないといけないのが現状です。

以上、このような流れで購入した電子書籍を新たな端末へ引き継ぎすることが出来ますが、その他にも注意点がありますので以下でご紹介します。

電子書籍を異なる端末へ引き継ぎする時の注意点

再ダウンロードする場合データ通信が必要

電子書籍を再ダウンロードにはデータ通信が必要となるのはご存じでしょう。

そして、機種変更による再ダウンロード時もデータ通信量が必要となります。

例え僅かな通信量でも、書籍の冊数が多ければ多いほどデータ通信量は消費します。

ですので、ギガ消費が気になる方はできれば、Wi-Fi環境であることをオススメします。

また、再ダウンロードが面倒と思うならば、再ダウンロードをせずにブラウザを使って読む方法でも良いでしょう。

もしくは本当に好きな電子書籍のみダウンロードする、という方法もおすすめ。

好きな書籍のみダウンロードするので、そこまで手間がかかりませんし端末の容量の節約にもなりますので、一石二鳥と言えるでしょう。

アカウントの引き継ぎが必要なケースがある

先ほど、アカウントがあれば機種変更をしても違う端末で電子書籍ストアにログインできると紹介しました。

しかし面倒なケースがあり、一部の電子書籍ストアでは「アカウントの引き継ぎ」をしないとダメなケースがあります。

主に、以下の条件に該当する方は、あてはまる可能性が高いので注意です。

  • メールアドレス以外のログイン方法
  • キャリア決済を利用している
  • 月額メニュー登録をしている

このような形で電子書籍ストアを利用中の方は、機種変更により購入した電子書籍を違う端末へ引き継ぐ場合、アカウントの引き継ぎを必要とする場合が多いです。

例としてコミックシーモアの機種変更では、アハモなどのプラン変更でSPモード決済が利用できないケースが考えられます。

そして、月額メニュー登録されている方でauを使っているがドコモへ機種変更するなど、このような場合はアカウントの引き継ぎをしないといけません。

これら機種変更による手続きをするのを忘れて、違う携帯会社へすでに機種変更をしてしまった場合は、アカウントが自動的に削除となる可能性があるので注意が必要です。

もし間違って機種変更してしまった場合は、運営に調査依頼をする必要があります。

よって、機種変更のポイントとしては、まず先に電子書籍ストアで機種変更についての詳細をヘルプページなどで見ておくということが大切になってきます。

これらの手続き完了後、購入した電子書籍が引き継がれる、という流れですので、アカウントIDの管理はキャリア認証などを使うのではなく、メールアドレスで管理する方がすごく便利です。

アカウント管理はメールアドレスが楽

機種変更で面倒な手続きが嫌ならば、メールアドレスでアカウント登録するのが便利です。

基本的に携帯会社の認証(SPモード認証など)で電子書籍ストアを使っているのであれば、アカウントの紐付けが携帯会社に依存してしまうのです。

携帯会社の認証方式は、端末に紐づく方法で登録してしまう為、どうしても機種変更がややこしくなってしまいます。

逆にメールアドレスならそのようなことはありませんので、これまで紹介してきた面倒な手続きが嫌だよ!という方は、メールアドレスでの登録が楽です。

メールアドレスなら新しい端末でのログインもしやすいですし、つまずいてしまうポイントが非常に少ないです。

シンプルでストレスなく引継ぎを進めることができ、新しい端末へもスムーズに電子書籍を移動させることが出来るでしょう。

電子書籍を機種変更で違う端末に引き継ぎのまとめ

本記事では、引継ぎ方法とその注意点を綴ってきました。

少し入り組んだ内容もありましたが、大きな問題なく新しい端末に引き継ぐことができたでしょうか?

基本的に引き継ぎの方法は簡単ですので、一度利用中の電子書籍ストアでチャレンジしてみるといいでしょう。

また少しややこしいストアもあるので、機種変更の前には必ずヘルプなどをよく読んでから機種変更をしましょう。

特にキャリア決済や携帯会社の認証方法でストアの登録をしている方は、多少面倒な手続きをしないといけない場合があります。

他にも細かい部分で再ログインの手続き、書籍のダウンロード、2重支払いなど少し気を付けながら進めていただければ、スムーズに電子書籍の引き継ぎが出来ると思います。