電子書籍は基本的にどこでも読める書籍なので、様々な場所で読むようなものとなっています。
しかし、外で読むとなれば一番気になる事と言えば、スマホを覗かれるのではないか、という人の視線でしょう。
電子書籍を読む以外でもスマホはwebサイトを閲覧したり、動画を視聴したりと様々な利用方法があります。
スマホを利用するたびに画面を覗かれると思い、とても嫌な気持ちになる人は多いのではないでしょうか。
実際に画面を覗かれても注意なんて出来ませんので、そこでお勧めとして覗き見対策をしておくという手段があります。
もちろん対策といっても様々ありますので、今回は電子書籍向け覗き見対策についておすすめの方法5つご紹介します。
Contents
電子書籍の覗き見対策でおすすめの方法
画面の明るさを調整する
一番簡単ですぐに実践できる方法となりますが、画面を今の明るさから暗い感じに変更するという方法です。
とても簡単な方法ですが、意外と電子書籍の覗き見防止として効果は期待できます。
明るさ調整をしていない状態だと、電子書籍の文字や画像がはっきりと見え、見やすい状態になっています。
そこで、見やすい状態から明るさ調整をして極端に暗くしてみましょう。
すると、見た感じは画面が少し暗くなっているように見えますが、横から見ると何が映っているか分かりづらくなります。
明るい画面に比べて、暗くすると周りの景色などが画面に映りやすくなり、覗き見防止に期待できるでしょう。
この方法はスマートフォンからタブレット端末まで、ありとあらゆる端末に使える方法です。
しかも、簡単に設定できるので試す価値はありますが注意点として、端末によっては明るさの自動調節機能が働く場合があります。
明るさの自動調整機能は、自動的に明るさを調整する機能になっているので、あらかじめ設定を変更しておく必要があります。
もし覗き見対策で画面を暗くしているのであれば、この機能をオフにしておくといいでしょう。
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ビューアアプリの機能で対策
電子書籍ストアが書籍の購入者向けに用意しているアプリとして「ビューアアプリ」があります。
このようなアプリでは、便利機能として覗き見防止機能が最初から搭載しているビューアアプリもあります。
この機能を使うことで簡単に対策が出来ますが、アプリによって使えない場合もあるので注意が必要です。
例えば、まんが王国という電子書籍ストアがリリースしているアプリでは、最初から覗き見防止機能が使えるようになっています。
しかし、このような電子書籍アプリの機能はそこまで期待できないのでは?と思わるかもしれません。
ですが、実際はそこそこ高機能で、設定方法も簡単となっているので意外と使えるのです。
ちなみに、まんが王国の機能では、画面を暗くする機能もありますが、それに加え様々な柄(フィルター)を選べるようになっているので「明るさ調整+フィルター」によって対策を強化しています。
迷彩柄やストライプ柄など、さまざまなタイプの柄を選択できるようになっています。
但し、極端に暗くしたり柄によってはかえって電子書籍が見にくいと感じるかもしれませんので、調整は見やすいと思えるようなフィルターを選ぶのがコツです。
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一部の端末ではすでに機能が使える
今では様々なメーカーより高機能の端末が販売されています。
中には、ユーザーのプライバシーを保護するため一部の端末において、覗き見対策の機能が最初から搭載している機種も存在します。
この機能を使うだけで、上述したような明るさ調節などをしなくても覗き見防止になるのです。
機種によって機能に違いはありますが、基本的に様々なパターンの柄によって画面を保護するような機能となっている場合が多いです。
画面に表示する柄の濃さなども調節できるようになっているので、電子書籍を読みやすいように自分自身で調節するような形で利用します。
ちなみに、機能としては一般的な覗き見防止機能とさほど変わりません。
現在利用している端末が該当するのであれば、一度使ってみる価値はありそうです。
但し、機能としてそこまで期待できるようなレベルではない場合も多いので、過度の期待は禁物です。
専用アプリを入れる
今では非常に多くの覗き見対策用のアプリがダウンロード出来るようになっています。
かなり種類なども豊富で評価が高いアプリなども存在し、これらのアプリを使って電子書籍の覗き見対策をするのも一つの手段でしょう。
当然、アプリによって機能は違いがあり、フィルターによって覗き見を防止するアプリ、無料で使えるアプリまで揃っています。
一部は有料など、様々な覗き見防止アプリがあるのですが、選ぶ基準としては評価が高いアプリの方がおすすめです。
最近では顔認証技術を利用して、登録されたユーザーの顔がデバイスを正面から見ているときだけ、画面を表示するような高機能のアプリまで存在します。
他の人が画面を覗き見ようとしても、画面がブロックされ表示されなくなる、というようなアプリまであります。
しかし顔認証系のアプリで対策をすると、シェアしたい情報があり他人に画面を見せたい場合に機能が作動し、画面を共有することができなくなってしまうという弊害もあるのです。
ですので、利用する端末はあらかじめ決めておくといいでしょう。
詳細:覗き見防止 – Google Play の Android アプリ
iPhone向け:「のぞき見防止ブラウザ!忍者ブラウザ」App Store
専用フィルムで対策
電子書籍の内容が正面からしか見えないようにする為に、画面にフィルムを貼る方法もあります。
覗き見防止のフィルムという商品が様々なメーカーより販売していて、携帯ショップや100均など身近な店舗で購入できるのも魅力的です。
フィルムを貼ることで、横からの覗き見に効果がある商品が多いのが特徴。
最近は指紋や傷に強いタイプもあり、ディスプレイを保護する効果を兼ね備えたような高機能のフィルムまで登場しています。
しかし、実はこの方法での対策はおすすめ出来ません。
理由として、画面にフィルムを貼らないという面倒な作業があります。
しかも意外と貼るのが難しく、気泡が入ったりそもそも画面が汚れていると、まず先に汚れを落とす作業をしないと貼れないのです。
また、自分の部屋などで電子書籍を一人で楽しむ場合は、覗き見対策など必要ないでしょう。
必要ない時はフィルムを剝がしたくなるのも、おすすめ出来ない理由です。
電子書籍の覗き見対策は完璧に出来ない
覗き見防止フィルムやデバイスの覗き見防止機能は、一定の効果を発揮しますがそれでも完全に覗き見を防ぐことはできません。
結局、いくら覗き見対策をしても背後に立たれて画面を覗かれると、何の電子書籍を読んでいるかはバレてしまいます。
じゃあ真正面から画面を見て分からないようにする、という選択肢もあるかもしれません。
でも、このような事をすれば自分自身が電子書籍を読めないことになってしまうので、本末転倒になってしまいます。
また、顔認証による覗き見対策などは一番効果に期待できるかもしれません。
視線が画面に映るたびに画面が見えなくなってしまうような機能なのですが、顔認証による対策もデメリットが多いです。
電子書籍を読んでいる最中に突然読めなくなる、というようなことが頻繁に起きたりするので、イマイチと感じる部分が大きいのです。
よって、完璧に覗き見を防ぐことが出来る対策法というのは2024年の6月時点ではありません。
完璧に防ぎたいのであれば、外で読むのを止めて、家で一人で電子書籍を読むしか方法はないでしょう。
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電子書籍の覗き見対策まとめ
電子書籍の覗き見対策について色々と解説しました。
完璧に対策するような方法はまだありませんので、覗き見対策というのはあくまで「見えにくくする」ような機能と思っておいてください。
しかし上述のような対策をするのとしないのでは全然違いますので、もちろん覗き見対策をしておく方がお勧めです。
簡単な方法としては画面の明るさ調整、そしてアプリで対策などがありますが、フィルムを貼る行為はおすすめ出来ません。
また覗き見対策をする際は、電子書籍を読みながら読みやすいように調整することが大切。
電子書籍をまず先に開いてから調整をする、というのがちょっとしたコツとなります。
自分自身で横から見た感じ、正面から見た感じをチェックし、最適な状態にしましょう。
尚、まんが王国のように電子書籍ストア側から覗き見防止機能を付けてくれているビューアアプリもあります。
よって、ビューアアプリをインストールしてから覗き見防止機能があるかどうかもチェックしておくといいでしょう。